実習の打ち合わせのためにマニラのスラム地区を訪問しました。
時間ができたので、子どもたちと遊びました。人口が密集したスラム地区では、子どもが安全に遊ぶ場所がありませんし、公立学校も同じで、子どもが思いっきり遊ぶことができません。そこで、いつも看護実習を行っているカソリック系クリニックの駐車場をお借りして、子どもたちと遊ぶことにしました。10人くらいと思ったら、80人も来てくれました。使いかけの絵具セット1組だけで、20人以上の子どもたちが楽しくお絵かきできました。お絵かき組の隣では、柔らかボールを使ってバレーボール、折り紙もしました。これらに入れなかった子供たちは、椅子取りゲームやダンスをしてシスターが上手に遊ばせてくれました。マニラのシスターは遊ばせ上手です。日本からもっていったぬいぐるみたちは、それぞれのグループから選ばれた子供たちに「よくできたで賞」の賞品としてもらわれていきました。興味が無くなったら捨てれてしまうおもちゃや、学校の教材が、ここではこんなに喜ばれるのです。
お昼ごはんに、Jolee Bee(フィリピンのハンバーガショップ)のフライドチキンライスを配りました。フライドチキンは小さい子には食べにくいので、ハンバーガーの方がいいんじゃないかと思ったんですが、現地の方にはフライドチキンライスの方が圧倒的人気だそうです。そもそもここの子どもたちは、丸ごと一個チキンライスを食べられることがないそうです。「たくさん食べて、元気に大きくなって!」と祈るような気持ちでした。