大学院教育
国際保健の分野で、フィールドワーカー、研究者、国際看護教員の3つの力を兼ね備えた人材を育成します。
よいフィールドワーカー:国際看護活動は、現地のヘルスワーカーや住民と協力して一緒に健康問題を解決するための方法を模索する一連の活動です。活動を成功させるには、社会情勢、国民性の異なる現地の人々と信頼関係を築き、円滑にものごとを運ぶコミュニケーション能力が不可欠です。フィールドワーク経験豊富な教員が指導します。
研究者:研究の基礎となる理論を学び、その知識と院生の興味をもとに、海外あるいは国内においてフィールドで調査を行い、その結果を修士論文あるいは博士論文としてまとめます。本学は、研究に優れた教授陣がそろっているだけでなく、国内随一を誇る看護学図書館と、外国人看護教員による英文添削体制が整っており、研究者としての第一歩を踏み出すのに最適な学習環境をお提供します。さらに、研究者には欠かせない、論文投稿、学会発表、助成金申請なども指導します。
国際看護教員:日本全国の看護大学が国際看護を講義や実習に取り入れています。しかし、国際看護を指導できる看護教員は多くありません。本学大学院では、希望者は、学部の講義や実習の補助をとおして、国際看護教員としてのノウハウを身に着けることができます。
青年海外協力隊など、海外での経験を修士論文としてまとめて、修士号を取得しませんか?
海外ワーカーの経験がない方へは、その扉を開くお手伝いします。
ー News ー
タンザニア演習
修士1年生2名がタンザニアで演習しました。ムヒンビリ大学看護学部の学生に対して「患者の急変時を予測するケアの重要性」「離乳食の意義」についてそれぞれ英語でプレゼンテーションを行い、学生とディスカッションを行いました。
また、都市部の病院において乳幼児健診や助産ケアを見学し、韓国のNGO団体の栄養プログラムに参加しました。渡航費用の一部は聖路加国際大学の留学支援で補助されました。